文学館カレッジ

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2024年度開講講座

2024年度の文学館カレッジがスタートします。言葉を大切にしながら、文学をより身近なものにし、人生にいっそうの彩りと深みを加えたいと願う皆さまとともに学び合うための文学館の試みです。
文学館ならではの充実したメニュー。言葉への深い愛情と理解から生み出された多彩な作品の講読や分析を通して、言葉の持つ豊かな力、言葉による表現の可能性を求めて開催します。

各講座の開講日程、講師、受講料など、詳細については 文学館カレッジ総合案内 をご覧ください。
皆さまの積極的なご参加をお待ちいたします。

 ※(公財)北海道文学館賛助会員には受講料の割引があります。
 公益財団法人北海道文学館 賛助会員募集のページへ

お申込み・お問い合せ先

受講申込 2024年5月29日(水)より
※各講座ごとに定員となりしだい、受付を終了いたします。
申込方法

「受講申込票」をカレッジ事務局(文学館)まで
郵送、FAX、Eメールのいずれかの方法でお送りください。
電話でのご予約も可能です。(受付時間 午前9:00~午後5:00)

詳細については、文学館カレッジ総合案内をお読みください。

受講申込票 受講申込票(PDF)
問い合わせ先

公益財団法人北海道文学館
〒064-0931 札幌市中央区中島公園1番4号
(地下鉄南北線中島公園駅または幌平橋駅下車 徒歩6分)

電話:011-511-7655 FAX:011-511-3266
Eメール:bungaku@h-bungaku.or.jp

総合案内 文学館カレッジ総合案内(PDF)

1 知里幸恵と『アイヌ神謡集』を読み解く

全10回 定員20名
2022年は幸恵さんの没後百年、昨年は『アイヌ神謡集』刊行百周年でした。しかし、幸恵さんが望んだ平等な社会は、まだ実現しているとは言えません。激しい差別のなか、幸恵さんが何を求めて生きたのか、その短い人生と、彼女が私たちに残してくれた『アイヌ神謡集』。それを、さまざまな角度から読み解いてみたいと思います。アイヌ語の専門家ではありませんので、語学的なお話はできませんが、より広い視野に立って、 ご一緒に考え、幸恵さんの声を少しでも聴きとることができたらと思っています。
テキストは『アイヌ神謡集』岩波文庫を使用しますので、ご用意ください。

開催日時
1回目  6月22日(土)     6回目  11月30日(土)
2回目 7月27日(土)   7回目 12月21日(土)
3回目 8月24日(土)   8回目 2025年1月25日(土)
4回目 9月28日(土)   9回目 2月22日(土)
5回目  10月26日(土) 10回目 3月22日(土)
毎月第4土曜日(11月は第5土曜日)
6月~11月までは 各日10:30~12:00、
12月~3月は 各日13:30~15:00の開催になります。
講師 小野有五(北海道大学名誉教授)
※著書に『「新しいアイヌ学」のすすめ』(2022年 藤原書店)
受講料 全10回 12,000円(文学館会員10,800円)
分割払い 1回目~6回目:7,200円(文学館会員6,480円)、
7回目~10回目:4,800円(文学館会員4,320円)も可

2 文学アラカルト 加藤幸子の人と文学

定員20名
今年の3月に逝去された札幌出身で芥川賞作家の加藤幸子さんの人と文学について、親交のあった当財団理事長の平原一良が身近なエピソードや写真をまじえ、紹介します。

開催日時 6月22日(土)13:30~15:00
講師 平原一良(公益財団法人北海道文学館理事長)
受講料 1,300円(文学館会員1,170円)

3 文学アラカルト 太宰治-戦後の女性小説

定員20名
太宰治晩年の1947年に発表された「ヴィヨンの妻」、「斜陽」、「おさん」は、物語や小説の構造、女性独白文体、さらに他の作品から作られた二次的な創作である点においても共通点が多く、三部作と呼ぶことができます。ただし、そこで女性の主人公・語り手が、男性との関わりにおいて示すものは、各々微妙に異なります。結果的に太宰の最終的な境地となったこれらを取り上げ、太宰の文芸様式や男女関係論の本質に迫ってみます。

開催日時 8月24日(土)13:30~15:00
講師 中村三春(公益財団法人北海道文学館評議員、北海道大学名誉教授)
受講料 1,300円(文学館会員1,170円)

4 生涯読書会 《日本語を考える》

全10回 定員10名
今期の生涯読書会は盛りだくさんですが、ひさびさに再読する方も歓迎です。講師の勝手で、以下のように選びました。

1 日本文学からは森鴎外の『澁江抽斎』岩波文庫。夏目漱石『こころ』岩波文庫。
小池昌代訳『百人一首』河出文庫。堀辰雄『風立ちぬ・菜穂子』より「菜穂子」小学館文庫。

2 ユダヤ・イディシュ文学からは、アイザック・シンガー『モスカット一族』未知谷。

※『澁江抽斎』『こころ』『百人一首』については文庫(中公文庫も可)をご用意ください。『モスカット一族』については講師にお申込みください。

※読書会の方法は、各自1冊が発表担当となり、そのあとみんなで語りあいます。『モスカット一族』は全員担当予定です。頑張りましょう。読書本の順番については変更がある場合もあります。
初回はガイダンスをかねて森鴎外『澁江抽斎』から始めます。(講師談)

〈予定〉
 6・7月森鴎外『澁江抽斎』 8月夏目漱石『こころ』 9月小池昌代訳『百人一首』
 10月堀辰雄『風立ちぬ・菜穂子』より「菜穂子」 11・12・1・2月『モスカット一族』 3月まとめ

開催日時
1回目  6月15日(土)     6回目  11月16日(土)
2回目 7月20日(土)   7回目 12月21日(土)
3回目 8月17日(土)   8回目 2025年1月18日(土)
4回目  9月21日(土)   9回目 2月15日(土)
5回目  10月19日(土) 10回目 3月15日(土)
毎月第3土曜日 各日10:30~12:00
講師 工藤正廣(北海道立文学館館長、北海道大学名誉教授)
受講料 全10回分 12,000円(文学館会員10,800円)
分割払い 1回目~5回目:6,000円(文学館会員5,400円)、
6回目~10回目:6000円(文学館会員5,400円)も可

5 逆順太宰治

全10回 定員20名
太宰治はお好きですか?スキャンダルにまみれた個性的な作家ですので、大好きな方と大嫌いな方とに分かれるのではないでしょうか。若い時には読んだけれども、はしかのようなものという方も。遺作「グッド・バイ」から逆順にさかのぼり丹念に読み進めます。太宰の新たな魅力を発見しましょう。テキストは『太宰治全集9』(ちくま文庫)を使用します。

開催日時
1回目  6月28日(金)     6回目  11月22日(金)
2回目 7月26日(金)   7回目 12月27日(金)
3回目 8月23日(金)   8回目 2025年1月24日(金)
4回目  9月27日(金)   9回目 2月28日(金)
5回目  10月25日(金) 10回目 3月28日(金)
毎月第4金曜日 各日10:30~12:00
講師 中澤千磨夫(公益財団法人北海道文学館副理事長)
受講料 全10回分 12,000円(文学館会員10,800円)
分割払い 1回目~5回目:6,000円(文学館会員5,400円)、
6回目~10回目:6000円(文学館会員5,400円)も可

6 絵本を学ぼう-21世紀の新しい絵本たち

全6回 定員20名
書店の絵本コーナーには、次々と出版される新しい絵本が溢れています。その内容は幅広くなり、画面構成にも変化がおきているように感じています。子どもたちが楽しむものはもちろん、大人にとっても興味惹かれるものが増えていると思います。絵本の王道を土台にして、絵本がどのように変化しているのか、絵本の現在を探ってみたいと思います。
絵本を深く識ることで、さらに楽しみが出てくるのではないでしょうか。

  6月 物語絵本からの解放と表現の多様化 久保田知恵子
  7月 荒井良二は長新太を超えたか 柴村 紀代
  8月 ヨシタケシンスケ-新発想かもしれない   吉井 暉子
  9月 絵本と言葉、リズム、文字 横田 由紀子
10月 モノが溢れる時代の絵本たち 藤田 進
11月  アートする絵本―画面構成の変化 杉浦 篤子
開催日時
1回目  6月15日(土)   4回目    9月21日(土)
2回目 7月20日(土) 5回目 10月19日(土)
3回目 8月17日(土) 6回目 11月16日(土)
毎月第3土曜日 各日13:30~15:00
講師 1回目 久保田知恵子(光塩女子短期大学非常勤講師)
2回目 柴村紀代(元藤女子大学教授)
3回目 吉井暉子(札幌えほん研究会代表)
4回目 横田由紀子(元大谷大学短期大学部教授)
5回目 藤田進(有限会社さっぽろ第一こどものとも社)
6回目 杉浦篤子(元藤女子大学教授)
受講料 全6回分7,200円(文学館会員6,480円)
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