沿革
1966(昭和41)年 | 文学関係者の熱意により「北海道文学展」が札幌丸井今井デパートで開催される。6日間で2万人の観客を動員し、文学館設立運動の契機となる。 |
---|---|
1967(昭和42)年 | 任意団体北海道文学館設立。初代理事長に更科源蔵。事務局は大通東2丁目の札幌地方簡易保険局内、木原直彦の机であった。文学展の開催、図書の刊行、資料収集などの事業を組織的に始める。 |
1971(昭和46)年 | このころ事務局が時計台内に移転。 |
1973(昭和48)年 | 旧札幌高等裁判所庁舎(中央区大通西13丁目)が札幌市資料館としてオープン、建物の2階部分4室を北方文学資料室として北海道文学館が展示企画を担当した。これが北海道における最初の本格的な文学資料常設展となる。オープン記念として「札幌の文学・百年展」を開催。 |
1979(昭和54)年 | 札幌市資料館に事務所及び展示室を開設。2階部分の従来の展示部門のほか、1階に書庫、資料庫、事務室、閲覧室を設け、資料館の左半分を段階的に借用するようになる。 |
1986(昭和61)年 | 第2代理事長に和田謹吾が就任。 |
1987(昭和62)年 | 北海道立文学館建設期成会(会長 今井道雄)が発足し、知事及び教育長に対し道立文学館の早期建設と任意団体北海道文学館の財団法人化を要請。 |
1988(昭和63)年 | 財団法人北海道文学館設立。理事長 和田謹吾、会員数472名、所蔵資料約11万5千点。基本財産3,000万円は、道1,000万円、札幌市500万円、北海道文学館500万円、道内企業から1,000万円。 |
1990(平成 2)年 | 北海道立文学館設置調査費が道議会で議決。 |
1991(平成 3)年 | 北海道文学館設置検討委員会(会長 河邨文一郎)が設置。文学館の望ましいあり方についての報告書が道に提出され、道立文学館基本構想が策定される。 |
1993(平成 5)年 | 北海道立文学館建設工事に着工。 |
1994(平成 6)年 | 竣工。 |
1995(平成 7)年 | 道立施設、北海道立文学館が開館。北海道教育委員会が北海道立文学館の管理運営を財団法人北海道文学館に委託する。第3代理事長に澤田誠一が就任。初代館長は木原直彦。 |
2002(平成14)年 | 第4代理事長に神谷忠孝が就任。 |
2005(平成17)年 | 北海道立文学館開館10周年記念式を挙行。常設展を見直し、リニューアルする。 |
2006(平成18)年 | 北海道教育委員会が北海道立文学館の指定管理者として財団法人北海道文学館を指定する。(指定期間は4年) |
2010(平成22)年 | 北海道教育委員会が北海道立文学館の指定管理者として財団法人北海道文学館を指定する。(指定期間は4年) |
2011(平成23)年 | 「財団法人北海道文学館」の活動が、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与すると認定され、「公益財団法人北海道文学館」となる。 |
2014(平成26)年 | 北海道教育委員会が北海道立文学館の指定管理者として公益財団法人北海道文学館を指定する。(指定期間は4年) 第5代理事長に工藤正廣が就任。 |
2018(平成30)年 | 北海道教育委員会が北海道立文学館の指定管理者として公益財団法人北海道文学館を指定する。(指定期間は4年) 第6代理事長に平原一良が就任。 |
2022(令和4)年 | 北海道教育委員会が北海道立文学館の指定管理者として公益財団法人北海道文学館を指定する。(指定期間は5年) |
「北海道文学館のあゆみ 道立文学館開館10周年によせて」より抜粋・追記