展覧会図録

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展覧会図録について

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2024(令和6年)年度開催展覧会図録

氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち

目次

ご挨拶・・・1

グラビア
 第一幕 プレイバック サエコ’sヒストリー・・・2
 第二幕 小説家・氷室冴子誕生・・・8
 第三幕 ぶっちぎりのヒロイン“瑠璃姫”登場・・・24
 第四幕 "里伽子"からはじまる物語・・・32
 第五幕 まほろばの娘"真秀"が古代の大地を駆け抜ける・・・36
 第六幕 氷室冴子を読み継ぐ・・・40

寄稿文
 氷室冴子さんと私の文学少女時代 ヤリタミサコ・・・44
 氷室さんの背中を追って 佐々木譲・・・46
 氷室冴子作品の多様なヒロインとその魅力 嵯峨景子・・・24
 小恵子さんと岩見沢 栗林千奈美・・50

資料
 氷室冴子略年譜・・・52
 主な出品作品・資料一覧・・・55

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2024.9.7刊(頒布終了)
価格 ¥1,400 (会員¥1,100)
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2023(令和5年)年度開催展覧会図録

生誕120年・没後60年 小津安二郎世界が愛した映像詩人

目次

口絵・・・3
刊行にあたって・・・17
映画というテキスト、あるいは小津映画を北海道で
            「読む」ということ中澤千磨夫・・・20

小津映画の読みどころ21作品 中澤千磨夫
 学生ロマンス 若き日・・・24
 大学は出たけれど・・・26
 淑女と髯・・・28
 大人の見る絵本生れてはみたけれど・・・30
 非常線の女・・・32
 出来ごころ・・・34
 浮草物語・・・36
 鏡獅子・・・38
 一人息子・・・40
 《特集エッセイ 小津の戦争と「無」》・・・42
 戸田家の兄妹・・・46
 父ありき・・・48
 長屋紳士録・・・50
 風の中の牝鶏・・・52
 晩春・・・54
 麦秋・・・56
 東京物語・・・58
 東京暮色・・・60
 彼岸花・・・62
 お早よう・・・64
 小早川家の秋・・・66
 秋刀魚の味・・・68
 《特集エッセイ 小津安二郎と北海道》・・・70

小津安二郎 生誕120年・没後60年に寄せて
 江戸っ子小津安二郎  長谷川武雄・・・76
 小津安二郎と三重  藤田明・・・78
 ファンとして、弁士として見た小津作品  澤登翠・・・82
 蒸散の経済思想──小津組流・糞尿譚
  (ソフィスティケーテッド・スカトロジー) 高橋世織・・・85
 小津安二郎監督に魅せられて  小林秀樹・・・90
 私の“小津愛”  和田由美・・・93
 小津ありて  鷲田小彌太・・・96
 創作と憩いの場、茅ヶ崎  森浩章・・・99
 小津安二郎 多分、一番好きな監督になるんだろうな
                      篠原哲雄・・・102
 小津監督と『麥秋』と勇ちゃん  城澤勇夫・・・106
 映画『麦秋』──不在からのまなざし/不在へのまなざし
                      江藤茂博・・・110
 最強のクセ者・小津安二郎  居島一平・・・114
 小津の魔法使い  鈴井貴之・・・117
 小津安二郎の芸術と、生命そのもの  茂木健一郎・・・119
 山中貞雄を偲ぶ会(山中忌)について  景山理・・・121
 生者の思惑『田中眞澄追悼書誌』全十一巻  刀根博樹・・・124
 小津安二郎監督を巡る資料の収集をふり返って
                      築山秀夫・・・127

資料
小津安二郎略年譜・・・132
小津安二郎監督作品一覧・・・140
主要参考文献・・・144
特別展「生誕120年・没後60年 小津安二郎
        世界が愛した映像詩人」 主な出品資料・・・146
執筆者プロフィール・・・149

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2023.6.24刊 B5版
価格 ¥1,400 (会員¥1,100)
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2022(令和4年)年度開催展覧会図録

細谷源二と齋藤玄 北方詩としての俳句

目次

細谷源二と齋藤玄 北方詩としての俳句 五十嵐秀彦・・・4

Ⅰ新興俳句・新興俳句弾圧事件・・・7
 新興俳句とは何か・・・8
 新興俳句を担った作家たち・・・10
 新興俳句弾圧事件・・・12

Ⅱ細谷源二・・・15
 源二、逮捕される・・・18
 北海道へ・・・19

Ⅲ齋藤玄・・・23
 俳句の道へ・・・24
 戦後・「壺」復刊に始まる・・・26

Ⅳ源二の百句・玄の百句・・・29

細谷源二・齋藤玄略年譜・・・38

源二「俳句事件」仏訳と「俳句弾圧不忘の碑」とウクライナと
                     マブソン青眼・・・40

「生の俳句」と「死の俳句」  鈴木牛後・・・44

「挑戦」のバトン  瀬戸優理子・・・46

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2023.1.21刊 B5判
価格 ¥1,200 (会員¥1,000)

歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立

目次

口絵
刊行にあたって

I 吉本隆明歿後十年によせて
 永遠のお遍路 ハルノ宵子・・・14
 先師といってもよいような吉本隆明氏にあらためて捧げる
   言葉たち 吉増剛造・・・16
 吉本隆明と現在 三浦雅士・・・20
 『吉本隆明全集』の校正と向き合う 兼子利光・・・28
 『荒地詩集」から「王様手帖」まで 平原一良・・・31
 吉本隆明におけるイエスと親鸞 神山睦美・・・36
 「自然史の過程」において資本主義は過渡か終局か
   ――吉本隆明の資本主義論の射程をめぐって
   宗近真一郎・・・42
 吉本隆明の「宮沢賢治論」 柴村紀代・・・49
 「編集者兼プロデューサー」としての吉本隆明 佐藤幹夫・・・54
 吉本隆明の「ファッション論」と新しい社会運動 
   富永京子・・・59

II 吉本思想の淵源をさぐる
 天草から月島へ 石関善治郎・・・66
 「今氏乙治」に関連して 宿沢あぐり・・・71
 占領期への一視点 ―― 一九五二年の吉本隆明 瀬尾育生・・・77
 「フランシス水車」から「フランシス子」へ 
   ――「フランシス水車」のイメージ 
   ―「影の別離の歌」考 ― 村瀬学・・・86
 一九五〇年から一九五一年の詩的履歴について
   ――〈閉じられたる方法者〉から〈開かれたる実践者〉へ
   添田馨・・・93
 吉本隆明の「思想の方法」
   ――『高村光太郎』と『初期ノート』の落差から見えるもの
   日下部正哉・・・100
 吉本隆明の東京工業大学 髙橋優香・・・106

III 北海道からの発信
 訪問 記憶の追跡 野坂幸弘・・・112
 吉本隆明の〈アジア的〉なるもの 川村湊・・・118
 吉本隆明・私記―いつも、そこに、ともに― 谷口孝男・・・123
 一度だけ見た吉本隆明 盛昭史・・・128
 滝川での講演会と旅の思い出 小林勝子・・・131
 「おいしく、愉しく、食べてこそ」 中島博美・・・134
 一九五〇年代の転向論と吉本隆明 水溜真由美・・・138
 詩稿「〈日時計〉」についての小考察 髙橋秀明・・・142
 吉本隆明と北海道 吉成香織・・・149

IV 資料
 吉本隆明 略年譜・・・154
 特別展「歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立」
   主な出品作品・資料リスト・・・166

執筆者プロフィール・・・169

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2022.10.29刊 A5判(頒布終了)

地図と文学の素敵な関係

目次

地図と文学地図と文学地図と文学(仮題) 平原一良・・・4

Ⅰ 地図といっしょに出かけよう・・・7
  堀淳一の地図の本・・・13

Ⅱ 地図の成り立ちを追って・・・14

Ⅲ 重い地図・・・20
  樺太への想い・・・24

Ⅳ 物語が立ちあがる地図・・・27
  江戸時代にタイムスリップ・・・27
  歴史の中に紡がれた物語・・・28
  多彩な物語のステージ・・・30

  文学作品と訪ねる3つの街 小樽 ―伊藤整「幽鬼の街」・・・32
  伊藤整「幽鬼の街」と小樽の地図 玉川薫・・・33

  文学作品と訪ねる3つの街 函館 ―佐藤泰志「海炭市叙景」
   ・・・34
  佐藤泰志の<場所(トポス)>~函館から海炭市へ
   有土健介・・・35

  文学作品と訪ねる3つの街 帯広―福永武彦「心の中を流れる
   河」
  「世界の終り」「夢の輪」・・・36
  「夢の輪」の広がり 福永武彦の見た「寂代」=「帯広」
   田口耕平・・・36

ファンタジーランドの地図・・・42
こどもがはじめて出会う地図・・・44

Ⅴ 手に汗にぎる地図・・・48
  東直己「ススキノ探偵シリーズ」と映画「探偵はBARにいる」
   シリーズ・・・52
  探偵はBARにいる」ロケ地マップについて 松本浦・・・53
  見取図トリック・・・56

Ⅵ 「地図」ってなに?・・・57
  地図と詩/論考・批評・・・59

地図で北の文学を楽しむ・・・60
索引・・・62
札幌市街図白地図・・・63

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2022.6.18刊 B5版(頒布終了)
価格 ¥1,700 (会員¥1,500)
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2021(令和3年)年度開催展覧会図録

よみがえれ! とこしえの加清純子再び

目次

加清純子アルバム・・・2

Ⅰ 加清純子作品集─絵画─・・・11

はじめに・・・41

Ⅱ 加清純子作品集─小説・詩・エッセイ─・・・44
  新聞コラムと「青銅文学」と谷口孝男・・・45
  一人相撲・・・46
  二重SEX・・・54
  時計・・・71
  無筆の画家・・・73
  藝術の毛皮・・・78
  藝術の毛皮(二)・・・96
  藝術の毛皮(完)・・・111
  美の抛物線・・・118
  Valjeanの時計・・・126
  雌阿寒岳を登る・・・127
  偽りの作・・・135
  “死せる恋人に捧ぐ”・・・138
  平行・・・139
  『独活の芽』と清瀬瞬子 谷口孝男・・・140
  香水・・・141
  花のいのち・・・142
  夜・・・143
  印象・・・144
  ある日の午後・・・145
  「香水」~「ある日の午後」カット・・・146
  中谷(辻)慧子さんに送る言葉・・・147
  漫画 仲ヨクツブレタ自ドウ車・・・148
  漫画 あばれボール・・・149
  漫画 水中もぐり(案・加清純子 絵・後藤ひさお) ・・・150
  コラム1950年の札幌ウォーク 谷口孝男・・・153
  1950年の札幌 青春ウォーク街図・・・156

Ⅲ 加清純子マンダラ・・・157
  きらめく星座のように~加清純子を取り巻く人模様~・・・158
  加清純子マンダラ 谷口孝男・・・160

Ⅳ 暮尾淳のポエトリー・・・163
  暮尾淳について 寺地亜衣・・・164
  幼年時・・・165
  夏の記憶・・・166
  骨砕き唄・・・167
  咳をする犬・・・169
  雨言葉・・・170
  小児結核・・・172
  拍手パチパチ・・・173
  おたんこなす・・・174
  ウソと夏蜜柑・・・175
  だろうかばかりの夜・・・175

Ⅴ 追想、資料・・・177
  加清純子展2019 記念講演(書き起こし)
         「姉・純子の思い出」抄 暮尾淳・・・178
  特別寄稿 聖と俗──加清純子の記憶 荒巻義雄・・・187
  青春回廊 鶴田玲子・・・191
  雨の夜は─ヴェルレエーヌを 花火の夜は─ ボードレールを
                    加清蘭子・・・199
  北風の街 加清蘭・・・200
  雪の降る日 加清蘭・・・206
  純ちゃん あなたは幸せだったかもしれないね。                    日野原冬子・・・208
  『走れ! メロス』 加清準・・・210
  蒼ざめた青春のドキュメント 脇哲・・・212
  少女画家の死 服毒自殺と白日夢・・・223
  新聞記事、出品目録等・・・224

Ⅵ 加清純子クロニクル・・・229
  加清純子年譜~「天才少女画家」とゆかりの人びと、
                  そしてその時代~・・・ 230
  残響未だ止まず─小伝・加清純子 谷口孝男・・・239
  加清純子の画業 苫名直子・・・245
  表紙絵、カットより・・・247
  辞・・・248

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2022.1.22刊 A5判 (頒布終了)

小説挿絵の魅力――文芸作品に伴走して

目次

ごあいさつ・・・3
私的「新聞小説挿絵」こぼれ話
 ──元新聞記者の回想  野村 六三・・・4

第1章 プロローグ
 文芸と挿絵 ”アラカルト“・・・7

第2章 小説挿絵の制作プロセス
 ─小磯良平の場合・・・19
 小磯良平:連載小説の挿絵をめぐって
  ──下絵からみえてくるもの  金澤 聡美・・・29

第3章 新聞連載小説の挿絵原画
 ─自筆原稿とともに・・・31
 新聞連載小説とその挿絵をめぐって  光岡 幸治・・・57
 出品リスト・・・59
 主要参考文献・・・63

価格 ¥1,500 (会員¥1,300)

天災地変人禍に抗して ―北海道の災害と文学―

目次

関連図版・・・2
はじめに・・・10

第一部 災害列島で考える・・・15
・〈異風土〉のなかで 木原直彦・・・16
・東日本大震災と文学作品 神谷忠孝・・・21
・社会詠の成熟─短歌が描く東日本大震災・胆振東部地震
   田中 綾・・・26
・船山馨と「方法としての北海道」
 ─『石狩平野』の石狩川氾濫をめぐって 谷口雅春・・・31
 北海道で起こった特異な災禍 合田一道・・・36
 天災と人災 川村 湊・・・41

第二部 北海道の災害と文学・・・47
天災地変
 1 台風・火災・風水害・冷害・海難・・・48
  ○函館大火・・・48
  「明治四十丁未歳日誌」石川琢木/「曲りかど人生」子母澤寛
  ○一九三一、二年の冷害と水害・・・50
   一九三二年の三岸好太郎
  ○洞爺丸遭難・・・52/岩内大火・・・53
   木田金次郎と岩内大火/『飢餓海峡』水上勉 他

 2 震災・津波・・・70
  ○北海道南西沖地震・・・70
   「憶えていてください」麻生直子/
   『ぼくらの町がきえた』小林陽子 他
  ○胆振東部地震・ブラックアウト・・・76
   『赤いオーロラの街で』伊藤瑞彦
  ○道外の震災・津波・・・77
   三陸海岸の津波・・・77
    『三陸海岸大津波』吉村昭/三陸沖地震と北海道 他
   関東大震災・・・79
    『関東大震災』吉村昭/「白い壁」本庄陸男 他
   阪神・淡路大震災・・・83
    主な文学作品
   東日本大震災・・・84
    「死者にことばをあてがえ」辺見庸

 3 噴火泥流・・・86
  ○十勝岳噴火泥流・・・86
  『泥流地帯』三浦綾子/九條武子の十勝岳噴火詠 他
  ○昭和新山 有珠山噴火・・・91
  『昭和新山─その誕生と観察の記録』三松正夫 他
  ○樽前山噴火・・・95
  「日高十勝の記憶」岩野泡鳴

 4 蝗害・熊害・・・97
  ○蝗害・・・97
  『赤い人』吉村昭/『石狩平野』船山馨
  ○熊害・・・99
  『慟哭の谷─戦慄のドキュメント 苫前三毛別の人食い羆』
   木村盛武 他

人禍
 1 囚人労働・タコ部屋・・・105
  『赤い人』吉村昭/『囚人道路』安部譲二 他
 2 炭鉱事故・・・119
  「観音力疾走」高橋揆一郎/『白夜 朝霧の章』渡辺淳一 他
 3 戦争=空襲、船舶被弾、樺太の悲劇・・・126
  ○北海道空襲 一九四五年七月・・・126
  「苔と南瓜」原田康子 他
  ○樺太、アッツ島の悲劇・・・131
  『流転─ある樺太炭鉱夫の家族の物語─』浅野清 他
  ○留萌沖三船遭難・・・134
  「烏の浜」吉村昭/『天北原野』三浦綾子
   東京大空襲・・・137
   「母子鎮魂」八木義德
 4 航空機、列車事故・・・139
  『マッハの恐怖』柳田邦男/『茜いろの坂』船山馨 他

船山馨の世界・・・141
 『石狩平野』/『お登勢』
感染症
 1 感染症と北海道・・・148
  『屈折回路』松本清張
 2 ペスト、赤痢、スペイン風邪・・・150
  「お末の死」有島武郎/『礎』島木健作 他

第三部 資料・・・153
 北海道〜近世から現代まで〜
   の主な災害の歴史(年表)・・・154
 北海道立文学館所蔵・災害と文学・関係書リスト・・・173
 参考資料について・・・180

 「未来」へ向かう意志を、ともに ─あとがきにかえて
   谷口孝男・・・182

価格 (頒布終了)
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2019(令和元年)年度開催展覧会図録

ノンフィクション作家・保阪正康の仕事-「昭和史」との対話

目次

刊行にあたって・・・2
近現代史に自らの存在を問う 保阪 正康・・・6

I章 保阪正康の仕事―「昭和史」の検証・・・11
 ・昭和前期・・・14
 ・昭和中期(占領期)・・・18
 ・昭和後期・・・20
 ・エッセイ「雪道の記憶」 保阪 正康・・・22

II章 歴史の語り部として・・・25
 ・エッセイ「老いて見えてくる『いのち』」 保阪 正康・・・29

III章 保阪正康の北海道・・・35
 ・エッセイ「祖父と馬の涙」・・・39

鎮痛なる記録者 保阪正康さん 鎌田 慧・・・42
保阪正康さんとのかかわり 山中 恒・・・45
動く図書館―保阪正康の存在意義 後藤 正治・・・48
十七年前の出会い 梯 久美子・・・51
独立自営の開拓者 浅見 雅男・・・54
保阪さんの原稿 土屋 眞哉・・・56
保阪正康君とわたし 阿部 典英・・・58

資料・・・60
 ・保阪正康 年譜 ・・・61
 ・保阪正康 著作リスト・・・65
 ・主な展示資料・・・76

「あとがき」にかえて 野村 六三・・・78

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2019.8 刊 (頒布終了)
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2018(平成30)年度開催展覧会図録

子母澤寛 無頼三代 蝦夷の夢

目次

ご挨拶 目次・・・02
祖父(子母澤寛)
   -思い出話とその文学の原点 宮川甲八郎・・・03
子母澤寛 人と文学・・・05
Ⅰ 江戸から蝦夷地へ・・・06
Ⅱ ふるさとは石狩・厚田「ルーラン」・・・11
Ⅲ 異父弟の天才画家・三岸好太郎・・・16
Ⅳ 蹉跌と流転〈曲りかど人生〉・・・18
Ⅴ 作家・子母澤寛誕生す・・・20
 〈新選組〉に新たな光・・・20 / 股旅・遊俠の世界・・・22 /
 幕末・維新・剣客物・・・24 / 滋味溢れる随筆の世界・・・26

展示室より・・・28
子母澤寛のまなざし 合田一道・・・32
子母澤寛から阿久悠まで
   ―大衆の心と時代を捉えた魅力― 吉田悦志・・・36
子母澤寛の作品の系譜と厚田三部作 丹羽秀人・・・40
女たちの幕末・明治 蜂谷涼・・・44
子母沢寛の文学―箱館戦争・外伝 鷲田小彌太・・・48
子母澤寛と三岸好太郎、そして母・イシ 苫名直子・・・52
二〇一八年の子母澤寛の方へ
   ―流亡の果て、紡がれた無頼三代の夢― 谷口孝男・・・56
子母澤寛年譜・・・60
謝辞・・・64

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2018.4刊 (頒布終了)
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2017(平成29)年度開催展覧会図録

有島武郎と未完の『星座』

目次

ごあいさつ・・・2

I 小説『星座』の世界・・・5
 ・小説『星座』の世界/『星座』の人たち(イラスト・瀧波ユカリ)/
  『星座』マップ・・・6~14
 ・一八九九年の有島武郎の方へ
   ―『星座』の街・札幌の光と闇― 谷口孝男・・・15
 ・『星座』の面白さ――苦悩する星々 吉成香織・・・20

II 有島武郎をとりまく〈星座〉――周辺人物たち・・・23
 ・有島武郎略年譜/有島武郎周辺人物相関図・・・24~27
 ・その情動が見せる詩
   ――二〇一八年に『生まれいずる悩み』を読むこと
   文月悠光・・・28
 ・〈星座〉としての有島武郎
   ――その人脈の一端 柴橋伴夫・・・31

III 有島武郎の名作を読む・・・35
 ・名作紹介
   「カインの末裔」・「生まれ出づる悩み」・
   「小さき者へ」・「或る女」・・・36~39
 ・「カインの末裔」絵の中の二人 戯曲Adaptation
   工藤 正廣・・・40
 ・子どもへのまなざし
   ――童話集『一房の葡萄』を読んで 久保田 知恵子・・・48
 ・有島刊本と大正期の文芸図書出版
   ―『著作集』の伝える書誌の盲点― 平原 一良・・・51

主な出品資料リスト・・・57
北海道立文学館所蔵 主な有島武郎関係特別資料リスト・・・59

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2018.2.3刊 (頒布終了)

≪サハリン島≫2017――アントン・チェーホフの遺産

目次

口絵・・・3
刊行に寄せて・・・11

I サハリンへ
 ・消えた島サハリン――チェーホフが見たもの 外岡秀俊・・・17
 ・サハリンへ!――チェーホフの命がけの旅行 沼野充義・・・21
 ・サハリン再訪とチェーホフ漫談 池澤夏樹・・・26

II 《チェーホフ》をめぐって
 ・チェーホフとサハリーン チェムール・ミロマーノフ・・・33
 ・アントン・チェーホフと《サハリン島》(紗訳)
   ヴィクトリア・チュディノヴァ・・・53
 ・チェーホフのサハリン――地理的具体性と文学的自由
   アナスタシア・ステパネンコ・・・65
 ・桜の園はエデンの園か
   ――〈脱構築(ディストラクション)〉で読む『桜の園』読解
   荒巻義雄・・・73

III サハリンの先住民族
 ・口承文芸から見たサハリン先住民族 津曲敏郎・・・79
 ・ニヴフ族の神話から 蜂飼耳・・・88
 ・サハリン先住民族は「北海道から消えた」か? 
   青柳文吉・・・92

IV 文学と芸術の境界
 ・ロシアと日本におけるアントン・チェーホフの≪サハリン島≫
   エレーナ・イコンニコヴァ・・・99
 ・近代日本の文芸とサハリン(樺太) 平原一良・・・106
 ・二〇一七年二月 ユジノ・サハリンスク行報告 窪田尚・・・112
 ・カスベの島からチョウザメの島へ 古家 昌伸・・・116
 ・サッポロ未来展とサハリンの画家たち 谷地元麗子・・・121

V 現代サハリンの詩と小説
 ・ニコライ・タラーソフの詩(三篇) ・・・126
 ・[短篇小説]ある感情の物語 かれとかの女
   エレーナ・イコンニコヴァ・・・132

執筆・翻訳者 プロフィール・・・144
A・チェーホフ 略年譜・・・146
あとがき・・・148

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2017.9.9刊  (頒布終了)

図録・作品集「北方文芸 2017」

目次

プロローグ「北方文芸 2017」刊行にあたって・・・2

特集1〈「北から/北へ」文学のトポスを考える〉
 ・日本文学史の中の北海道 池澤夏樹・・・7
 ・"北方文芸"を "un grand cimetière"を回想 工藤正廣・・・14
 ・記憶のなかの「北方文芸」―一九七〇年前後の風景―
   平原一良・・・18
 ・「北の想像力」という「惑星思考(プラネタリティ)」
   岡和田晃・・・22
 ・再考・植民地文学論以後 吉成香織・・・31
 ・北からの視点―「北海道文学研究」半世紀 神谷忠孝・・・35

【再録】
 ・「北方文芸」についての小論集 小笠原克・・・42
 ・「悲劇的精神系譜」の探求を 山田昭夫・・・49

特集2〈道内文学同人誌は挑戦する〉・・・52
  江別文学/河一〇八/コブタン/ざいん/
  札幌文学/山音文学/視線/昴の会/創人&ほむら
  人間像/文学岩見沢/PETANU/留萌文学
 ・道内文学同人誌この50年とその前史 妹尾雄太郎・・・59

作品集1〈創作・女性作家競演〉
 ・狗宝 河崎秋子・・・69
 ・ひまわり 乾ルカ・・・77
 ・未来帯広バイブレーション 雪舟えま・・・96
 ・亜太郎がいる まさきとしか・・・107

特集3〈「北方文芸」と私〉・・・124
  伊藤桂子/江藤あさひ/甲斐ゆみ代/
  笠井嗣夫/加藤多一/北村洪史/斉藤征義/
  佐藤玲子/佐野良二/澤田展人/杉村暎子/
  寺田文恵/友田多喜雄/朴重鎬/原子修/
  不破俊輔/前川公美夫/木下ゆうか/
  吉井よう子/鷲谷峰雄
 ・作品の運命 小檜山博・・・128
 ・私と北海道文学 澤井繁男・・・132
 ・北海道に「北方文芸」と「読書北海道」があった時代
   中舘寛隆・・・136
 ・『北方文芸』とは何だったのか? 鷲田小彌太・・・140

作品集2〈北を謡う―詩・短歌・俳句・川柳〉
〈詩〉
 ・くにうみ 高橋秀明・・・153
 ・風の名前 若宮明彦・・・156
 ・降り立つ季節 久石ソナ・・・158
〈短歌〉
 ・風光る 内田弘・・・160
 ・草の雨 柳澤美晴・・・161
 ・若年性冒険症 山田航・・・162
〈俳句〉
 ・異郷異信 蒿文彦・・・163
 ・沈静 瀬戸優理子・・・164
〈川柳〉
 ・生きる 岡崎守・・・165
〈エッセー〉
 ・北海道文学を旅する人へ 谷口雅春・・・118
 ・寺山修司と山口昌男と『短歌で読む哲学史』 山口拓夢・・・168

〈資料研究・批評・評論〉
 ・三浦綾子『道ありき〈青春編〉』の引用歌――
   小説(フィクション)における
   短歌引用という戦略(ストラテジー) 田中綾・・・173
 ・岩井俊二『四月物語』のためのノート
   ―留辺蘂問題再考など― 中澤千磨夫・・・180
 ・資料から見える親子像
    ―福永武彦・夏樹の場合 田中耕平・・・186
 ・一九八一年の佐藤泰志の方へ
   ―童話「チエホフの夏」を読み解きなふがら―
   谷口孝男・・・190
 ・伊藤義輝の日記がよみがえらせたもの
   ―「さとぽろ」余録― 苫名直子・・・201

〈コラム〉
 ・「小説は好きじゃない」 小説家 三浦清宏・・・51
 ・ふみくらの奥から? 上田ゆり・・・131
 ・ぼくの中の「北方文芸」 木原直彦・・・166

「北方文芸」と文学館特別展・道内文学状況資料集・・・209
 資料1
 ・「北海道文学館」創立50周年記念特別展
 ・「北方文芸」と道内文学同人誌の光芒
   出品作品ダイジェスト・・・210
 ・「北方文芸」全号表紙総覧・・・218
 ・「北方文芸」全号目次総覧・・・234

 資料2
 ・道内文学同人誌・市町村文芸誌・ジャンル誌・
   研究誌リスト総覧・・・277
 ・北海道・文学館等一覧・・・279

展覧会謝辞・編集後記・・・280

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2017.7.1刊 価格¥1,200 (会員¥1,000)

ふみくらの奥をのぞけば 文学館・珠玉の300選

目次

ごあいさつ
 特別展「ふみくらの奥をのぞけば」開催に当たって・・・2
図版・・・5

I 魅惑する大地・北海道・・・6
II  本の宝石・・・17

III 北の大地の文学
 1 詩・・・25
 2 小説・・・30
 3 児童文学・・・56
 4 短歌・俳句・川柳・・・62
 5 評論・研究・・・68

IV 北海道文学の誕生・・・71
 各ジャンル解説
  小説・・・74
  評論・研究・・・76
  児童文学・・・77
  詩・・・78
  短歌・・・79
  俳句・・・80
  川柳・・・81

年譜 トピックス 北海道の文学 一八六八~二〇一七年・・・82
出品リスト・・・93

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2017.4.22刊 (頒布終了)
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2016(平成28)年度開催展覧会図録

≪民藝≫との遭遇

目次 口絵/この冊子の刊行について
民藝の輝き 三浦正宏・・・5
ことばの民藝のように
  ―わたしの方言詩メモ 工藤正廣・・・9
札幌、東京、そして津軽へ
  ―≪民藝≫の微風を受けながら― 平原一良・・・15
特別展<『手仕事の日本』と民藝の思想>展示概要と
  主な出品作品・資料リスト・・・22
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2017.2.3刊 価格¥400 (会員¥300)

宮沢賢治~科学と祈りのこころ

目次 口絵・・・2
刊行にあたって・・・10
I それぞれの宮沢賢治
  宮沢賢治と私 中村稔・・・16
  宮沢賢治のフィロソフィー 栗原敦・・・22
  マッチ箱の宇宙 佐藤国男・・・28
  宮沢賢治と縄文の記憶 池澤夏樹・・・34
II 科学と祈りのこころ
  賢治ヲ書キウツス 吉増剛造・・・44
  コバ先生の話 長野まゆみ・・・52
  「宮沢賢治」にみる雪や氷の現象 尾関俊浩・・・60
  フィールドワーカー宮沢賢治 若宮明彦・・・68
III 自然災害と宮沢賢治
  宮沢賢治はブドリに何を託したのか
   ―火山災害の研究現場から振り返る 岡田弘・・・76
  東日本大震災後に読む「雨ニモマケズ」並びに『方丈記』
   ―災害・災厄における《記録モンタージュ》 
     高橋世織・・・86
  《転生》するブドリ 山内明美・・・96
IV 宮沢賢治と北海道・東北・サハリン
  ヤナギランの銀河 斉藤征義・・・104
  宮沢賢治とツーリズムー詩人は北を目指す 押野武志・・・111
  イーハトーブ サッポロ市 石本裕之・・・117
V 『グスコーブドリの伝記』
  映像の時代の「グスコーブドリの伝記」について 
     柴村紀代・・・126
  「グスコーブドリの伝記」について 安高誠吾・・・132
資料編
  宮沢賢治 略年譜・・・154
  展覧会「二〇一六年の宮沢賢治~科学と祈りのこころ」
  主な外国語資料出品リスト・・・161
あとがき『宮沢賢治~科学と祈りのこころ』への後記として
     平原一良・・・162
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2016.9.17刊 (頒布終了)
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2015(平成27)年度開催展覧会図録

「さとぽろ」発見 ―大正 昭和・札幌 芸術雑誌にかけた夢 資料集

目次

『さとぽろ』寸描 井内住津恵・・・1
「さとぽろ」と詩・・・4
「さとぽろ」と美術・・・5
「さとぽろ」全29号表紙・・・7
「さとぽろ」と演劇・・・9
「さとぽろ」掲載絵画作品一覧・・・12
詩、短歌、俳句、エッセイ再録・・・28
「さとぽろ」に関わった人たち・・・41
関連年譜・・・45
「さとぽろ」記事総目録・・・58
謝辞・・・59

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2016.1.30刊 (頒布終了)

谷崎潤一郎の文学

目次 刊行にあたって・・・6
凡例・・・10
第1部 谷崎潤一郎・愛と芸術
 谷崎潤一郎の文学 あるいは、色好みという資質
  池澤夏樹・・・12
 松子書簡からのインスピレーション 千葉俊二・・・14
 ムナガダ・スコ 「鍵」語り 工藤正廣・・・17
 谷崎潤一郎のキャビネット 中澤千磨夫・・・20
第2部 谷崎潤一郎-愛と美のヴォワイヤン(見者)
 第I章 東京日本橋に生まれて―江戸のおもかげを求めて・・・24
 第II章 関東大震災と関西移住―上方の女・・・26
 第III章 古典美の世界―永遠に女性的なるもの・・・28
 第IV章 夢の浮橋―谷崎源氏から「細雪」へ・・・30
第3部 谷崎文学の魅惑する女たち
 刺青34/少年36/富美子の足38/母を恋ふる記40
 痴人の愛42/卍45/蓼喰ふ虫48/吉野葛51
 盲目物語53/武州公秘話55/蘆刈57/春琴抄59
 細雪61/少将滋幹の母67/鍵70/夢の浮橋73
 瘋癲老人日記76
第4部 谷崎潤一郎と源氏物語
 谷崎潤一郎と「源氏物語」 本宮洋幸・・・80
 「桐壺」巻84/「若紫」巻88/「明石」巻92
 「若菜上」巻96/「浮舟」巻100
谷崎潤一郎略年譜・・・106
あとがき・・・110
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2015.10.20刊 価格¥1,500

渡辺淳一の世界

目次 ご挨拶・・・2
私の原風景 北海道 渡辺淳一・・・6
渡辺淳一のビルドゥングス・ロマン 郷原宏・・・9
『白夜』の青春 リラ冷えを往く
 第1章 渡辺文学の原点は北海道の炭鉱・・・14
 第2章 一人の国語教師との出会い・・・16
 第3章 運命の少女との愛、そして死・・・18
 第4章 人間への畏怖と信頼と・・・21
 第5章 そこに文学の仲間たちがいた・・・24
 第6章 炭鉱病院で見た光と影・・・26
 第7章 心臓移植手術批判、東京へ・・・29
 第8章 直木賞作家の誕生・・・31
渡辺淳一の描く北海道
 道北・・・34
 道東・・・36
 渡辺淳一の北海道文学マップ・・・38
 札幌・・・40
 道央・・・42
 道南・・・45
イタンキ濱にて 渡邊淳一・・・46
この世の暗がりに美しい光を放ちて 谷村志穂・・・58
渡辺淳一 さまざまな顔1・・・61
昭和二十五年、我々は同級生だった 荒巻義雄・・・62
渡辺淳一さまざまな顔2・・・64
年譜・・・66
謝辞・・・72
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2015.4.18刊 価格¥1,000
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2014(平成26)年度開催展覧会図録

小檜山博の文学 -野性よ 退化する現代を撃て-

zuroku018

目次 ごあいさつ・・・2
風圧を受けて 北海道立文学館特別展によせて- 小檜山博・・・6
I オシラネップ ぼくの命の根・・・14
 小中学生のころ・・・16
 苫小牧での高校生活・・・18
 文章修行時代・・・20
 エッセイ①「また春がくる」・・・22
 エッセイ②「弁当」・・・24
II 野性よ 退化する現代を撃て・・・26
 「光る女」で泉鏡花文学賞受賞・・・28
 交遊録・・・32
III 北海道 この風圧を受けて・・・34
 珠玉のエッセイ・・・36
両刀の出刃
 ―小檜山文学と小檜山文学についての多少の事柄―
  村松友視・・・38
ひたむきに生きる人たちに ―無限の愛 島田昭吉・・・43
小檜山博文学の現代的意義 神谷忠孝・・・45
博酔会・・・49
創作「出刃」・・・55
小檜山博略年譜・・・82
主要小説一覧・・・90
主な展示資料一覧・・・94
「小檜山博の文学」展を開催して 谷口孝男・・・96
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2015.1.31刊  (頒布終了)
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2013(平成25)年度開催展覧会図録

都市型宇宙船ニュー・ユートピア・シティーにむかって 「荒巻義雄の世界」展

zuroku018

目次 あいさつ・・・1
書斎の未来
私の履歴・・・4
都市型宇宙船 NEW UTOPIA
幻文明の旅・・・17
 モヘンジョ・ダロにて・・・21
ガラクタ博物館・・・22
謝辞・・・24
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2014.2.8刊 価格 ¥1,000(税込)

ほっかいどうの短歌100首 三十一文字が紡ぐ北の律動

zuroku017

目次 ごあいさつ・・・2
ほっかいどうの短歌100首 特別企画展によせて 内田弘・・・4
ほっかいどうの短歌100首・・・9
渡島・檜山・・・10
胆振・日高・・・12
後志・・・15
石狩・空知・・・18
上川・留萌・・・31
十勝・・・35
宗谷・オホーツク・・・37
釧路・根室・・・40
北海道の短歌によせて・・・45
齋藤瀏、齊藤史と北海道 西勝洋一・・・46
芦別の西村一平コレクション 長谷山隆博・・・50
北網圏北見文化センター
齋藤茂吉コレクションについて 柳谷卓彦・・・52
「炭道文学」の歌人たち 山田航・・・55
次代の肖像~北海道ゆかりの歌人たち~ 柳澤美晴・・・60
謝辞・・・64
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2013.11.1刊 (頒布終了)
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2012(平成24)年度開催展覧会図録

高橋揆一郎の文学 北の大地に生きて

zuroku016

目次 刊行にあたって・・・2
凡例・・・6

第1部 高橋揆一郎の文学世界
 高橋揆一郎の文学
  ― 画文集『帽灯に曳かれて』の世界 浅川泰・・・9
 口碑のように、小さな叙事詩として 工藤正廣・・・18
 自己生成の坑道を掘削した人
  ― 高橋揆一郎の自伝的小説群をめぐって ― 平原一良・・・21
 高橋揆一郎と「友子」 佐久間淳史・・・24
 高橋揆一郎と神田日勝記念館 菅訓章・・・26
 画人・揆一郎の軌跡 久米淳之・・・29

第2部 高橋揆一郎・作品選
 「氷かんざし」・・・32
 「観音力疾走」・・・56
 「無縁の雨」・・・80
 「地底の女に」『地ぶき花ゆら』より ・・・100
 「友子 十四」『友子』より ・・・126
 「未完の馬 二」
  「未完の馬 ― 夭折の画家、神田日勝」より・・・138

解題・・・164
炭鉱用語・信仰、縁起かつぎ・・・166
高橋揆一郎年譜・・・170
あとがき・・・176

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2013.1.31刊 価格¥1,500

戦後 北海道の演劇

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目次 謝辞
ごあいさつ
「北海道文学」の中の演劇  神谷忠孝・・・6
明治・大正・昭和戦前期の北海道演劇   梅沢明史・・・10

1945~50年・・・12
戦後すぐの北海道演劇  鈴木喜三夫・・・14

1950年代・・・16
北海道の高校演劇62年間の足跡をたどる  森一生・・・18

1960年代・・・22
北海道演劇集団結成-その役割とあゆみ-  鹿野能準・・・24
北海道人形劇フェスティバル 人形劇活動の展開と歩み
 尾崎敏・・・28

1970年代・・・32
北海道における演劇鑑賞運動の歩み  有村幸盛・・・34
北海道の子ども劇場~子どもたちの健やかな成長をめざして
 仁木邦治・・・36

1980年代・・・38
小劇場の周辺  飯塚優子・・・40
プロデュース公演、住民参加劇  鈴木喜三夫・・・42
専門(プロ)劇団  鈴木喜三夫・・・44
“舞台の上に風を吹かせる”中学校演劇  森一生・・・46

1990年代・・・48
道東小劇場ネットワーク  鈴木喜三夫・・・50
北海道文化財団と演劇の関わり  市川浩康・・・52
TPSから札幌座へ  平田修二・・・54
21世紀初頭の小劇場演劇  加藤浩嗣・・・56

2000年代~現在・・・58
学校演劇の動向=大学の演劇活動を中心に=  森一生・・・60
札幌劇場祭の歩み  斎藤ちず・・・62
札幌演劇シーズンの試み  平田修二・・・64

編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2012.11.2刊 価格¥1,200
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2011(平成23)年度開催展覧会図録

李恢成の文学 根生いの地から朝鮮半島・世界へ

kaisei

目次 ごあいさつ・・・2
「売れない小説家」の呟き  李恢成・・・6

Ⅰ章 根生いの地、樺太・北海道・・・11
 ⅰ 根生いの地、樺太・・・12
 ⅱ 根生いの地、北海道・・・16
Ⅱ章 李恢成の文学・・・23
 ⅰ 途上 ― 青春の文学・・・24
 ◆再録 われわれのための李恢成 大江健三郎・・・34
 ⅱ 叡智と予感 ― 家族の物語・・・36
 ⅲ 北であれ南であれ、わが祖国 ― 民族への視点・・・42
 ◆再録 <途上>の文学、<途上>の祖国 姜尚中・・・48
 ⅳ 邂逅 ― 世界文学の地平へ・・・52
Ⅲ章 「地上生活者」の世界・・・59
 ◆再録 『地上生活者』をめぐる覚え書き 李恢成・・・70

李 ― と地吹雪、春の声に 工藤正廣・・・72
『死者と生者の市』再読 野坂幸弘・・・75
時代と対峙する意思 ― 李恢成文学の四十年 永岡杜人・・・78
記憶の反芻とその鮮度について ― 李恢成の初期作品を読み直す
 ― 平原一良・・・84

李恢成年譜・・・87
李恢成主要小説一覧・・・92
主な展示資料一覧・・・94
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2012.1.28刊 (頒布終了)

日は過ぎ去って僕のみは ~福永武彦、魂の旅

fukunaga

目次 ご挨拶/凡例/福永武彦肖像
予め失われた主人公たち-福永武彦における喪失と諦念
池澤夏樹…6
福永武彦論のためのエスキス 清水徹…15
マチネ・ポエティクをめぐって  野坂幸弘…21
戦後文学における福永武彦の位置 神谷忠孝…26

第一章 生と死…32
第二章 戦中から戦後へ
 ⅰ マチネ・ポエティクの時代 ⅱ 帯広と闘病…34
第三章 福永武彦の世界
「風土」と「草の花」/旺盛な作家活動期へ…38
第四章 作家の書斎へ
多彩な芸術的領域への関心…44

福永武彦と帯広[田口耕平]…48
「死の島」ノートについて[鈴木和子]…53
福永武彦関連解説/地図[鈴木和子編]…57
最後の文人-福永武彦[齊藤千鶴子]…61
福永武彦の目、あるいは福永武彦と絵画についての覚え書き
[新明英仁]…65
音楽の相から福永武彦へ[平原一良]…69
福永武彦詩抄[付・原條あき子作品]…75
福永家略年譜[田口耕平編]…83
編集 財団法人北海道文学館 
発行 北海道立文学館 2011.6.2刊 (頒布終了)
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2010(平成22)年度開催展覧会図録

吉村昭と北海道 歴史を旅する作家のまなざし

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目次 ごあいさつ…2

ひたむきな取材[津村節子]…6
心の交遊[川西政明]…10

プロローグ―“さい果て”へのふたり旅…15
吉村昭と北海道…23
第一章 生命…28
第二章 戦争…32
第三章 歴史…38
エピローグ―熱願冷諦…51

樺戸監獄と吉村先生[熊谷正吉]…54
羆嵐のこと[木村盛武]…56
すすきの・BARやまざき[山崎達郎]…58
作家・吉村昭の思い出[高橋明雄]…60
凝視と寛容 断章=「吉村昭と北海道」展まで[平原一良]…62
吉村昭の戦史小説[新明英仁]…66
事実と選択[喜多香織]…69

吉村昭略年譜…72
北海道取材作書誌情報…76
主な出品作品一覧…78
編集 公益財団法人北海道文学館
発行 北海道立文学館 2010.11.27刊 B5判 (頒布終了)

葛飾北斎生誕250年記念 北斎漫画―江戸伝承版木を摺る

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目次 ごあいさつ…3
『北斎漫画』と伝承版木による再摺 永田生慈…5
図版…17
北斎漫画 各編概要・葛飾北斎略年譜…105
発行 アートシステム 2010刊 変形判 (当館での頒布は終了)

蘭繁之の手仕事-“美”にこだわった津軽の奇才

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目次 ごあいさつ
図版解説
 蘭繁之の手仕事 WORKS…5
  緑の笛豆本
  緑の笛
  再録「緑の笛豆本終焉記―問わずがたり」 蘭繁之…9
  自著
  限定特装本
 蘭繁之のコレクション COLLECTION…20
  竹久夢二コレクション
  蔵書など
  書軸・版画・愛蔵品
「泣くな、と叱って」 川村慶子…28
「津軽に生きた詩人 藤田重幸そして蘭繁之」 舘田勝弘…33
「心和む豆本の世界」 桜井健治…36
「旅人回想―蘭さんとの出会い」 工藤正廣…40
「蘭繁之と美術のことなど」 新明英仁…45
「草笛の音、北へ―〈蘭繁之の手仕事〉展まで―」 平原一良…48
資料
 「緑の笛豆本」タイトル一覧…55
 主要展示資料目録…63
編集 財団法人北海道文学館
発行 (財)北海道文学館 2010.5.29刊 変形判 (頒布終了)
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2009(平成21)年度開催展覧会図録

藤倉英幸と旅のイメージ

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目次 あいさつ…5
対談 北海道の旅、風景、芸術を語る[ 藤倉英幸・坂本眞一] …6
息づくミニコミ誌の精神[和田由美]… 10
書き下ろし小説 
 網走発函館行き特急「おおとり」、疾走す[ 田中和夫]…13

栗谷川健一と旅のポスター-印刷美術が語る北海道のイメージ…17
 北海道のイメージ/旅のイメージ
  -栗谷川健一の観光ポスターから[鎌田 享]…18
 栗谷川健一略年譜…22
 図版…23

藤倉英幸の貼り絵芸術-北海道の光と風と刻(とき)を描く… 29
 17年後の初対面 -藤倉英幸さんの世界へ[平原一良]… 30
 藤倉英幸のイラストレーション-貼り絵で描く北海道
  [寺嶋弘道]… 33
 藤倉英幸略年譜…36
 図版… 39

車窓から眺める北海道-「THE JR Hokkaido」が誘う旅の世界…65
 車内誌がつむぐ旅のイメージ-その機能と役割[伊藤大介]… 66
 燃える職人集団-旅と北海道に魅せられて[ 北室かず子]… 69
 北を知る-北海道を学ぶ知的トラベル…72
 北を巡る-鉄路で訪ねる大地の魅力…76
 北に生きる-人と生きものの営みにふれる…80
 北の恵み-豊穣の大地からの贈り物… 86
 北の追憶-なつかしき北海道の原風景へ… 90

出品目録…94
藤倉英幸「THE JR Hokkaido」表紙絵タイトル一覧-100
「THE JR Hokkaido」特集タイトル一覧- 102
謝辞-104

編集 財団法人北海道文学館
発行 (財)北海道文学館 2010.1.30刊 B5判 (頒布終了)

サハリンを読む ―遙か[樺太]の記憶

karafuto

目次 ごあいさつ…3
サハリンを読む
 序章・国境の島サハリン…5
 第一章・未知の島への想像力―異郷としての[樺太]…13
 第二章・現実を切り取る眼差し―故郷としての[樺太]…23
 第三章・うち読む痛み…33
 終章・サハリンの今へ…47

空に浮く島―生地樺太を問うて―[工藤信彦]…61
「樺太文学」の現在[川村湊]…65
戦前の樺太短歌界と現在の樺太短歌[西村巌]…69
星空の美しい樺太[山口真]…73
寒川光太郎とその時代[神谷忠孝]…78
樺太(一九〇五~一九四五)の出版事情[出村文理]…82

主要出展作品・資料リスト
 本…97
 雑誌…92
 写真…91
 その他…90
 謝辞…98
編集 財団法人北海道文学館
発行 (財)北海道文学館 2009.11.21刊 B5判 (頒布終了)

三浦綾子 いのちへの愛

miurazuroku

目次 ごあいさつ
序章 いのちへの愛―『塩狩峠』から100年…5
第2章 生きる姿へのまなざし―『天北原野』『泥流地帯』…6
第3章 正義への静かな思い―『銃口』『母』…7
第4章 ふるえる魂の救済―『氷点』『続氷点』…8
第5章 二人三脚のかたち 自伝的作品群…9
終章 いまだから読み直したい―作家の心への旅…10
三浦綾子と泥流地帯 合田一道…11
三浦綾子の文学 森下辰衛…15
三浦綾子小品集
 夢の話…20
 小説『泥流地帯』を回顧して…24
 黒い春 白い春…28
 赤い帽子…33
三浦綾子略年譜…60
ぬくもりの忘れ難さ あとがきに代えて 平原一良…62
編集 財団法人北海道文学館
発行 (財)北海道文学館 2009.8.1刊 A5判 (頒布終了)

語り、継ぐ。―アイヌ口承文芸の世界

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目次 ごあいさつ
凡例/目次

Ⅰ語る-アイヌ口承文芸のあらまし-…6
 1 口承文芸とは…6
 2 歴史と現在:そのあらまし…8
 3 様々な口承文芸…10
 英雄叙事詩 12
  <物語紹介>:「鹿の角のある衣を身につけた少年の物語」…14
 神謡 16
  <物語紹介>:「カンナ カムイ 雷神」…18
 散文説話 20
  <物語紹介>:「人間の起源を物語るパナンペとペナンペの昔話」
         …22

Ⅱ継ぐ-記録と伝承のあゆみ-…24
 1 近世以前の記録…24
 2 近代以降:永田方正、J・バチラー、B・ピウスツキ…26
 3 金田一京助…28
 4 久保寺逸彦…31
 5 知里真志保…36
 6 同時代の人々による取り組み…40
 7 現在までのあゆみ…42

Ⅲアイヌ口承文芸への招待
 夫・知里真志保と、私に行く道を示してくださった方々
  (萩中美枝)…45
 近世のアイヌ口承文芸の記録について(佐藤知己)…49
 樺太アイヌの語りの世界(北原次郎太)…51
 ピウスツキが記録したアイヌ口承文芸資料について
  (高橋靖以)…54
 あるノートから(佐々木利和)…56
 アイヌ口承文芸研究史上の知里真志保(中川裕)…60
 大学でアイヌ口承文芸を教えるということ(本田優子)…62
 知里真志保旧蔵ノートについて(青柳文吉)…64
 久保寺逸彦文庫について
  (北海道立アイヌ民族文化研究センター)…66

Ⅳアイヌ口承文芸を学ぶために
 1 主要・関連事項年表…68
 2 本書関連地図…71
 3 文献・視聴覚資料などの紹介…72
 4 本書掲載資料一覧…82
 5 参考文献…84
 謝辞…87

編集 北海道立アイヌ民族文化研究センター
北海道立文学館 財団法人北海道文学館
発行 (財)北海道文学館 2009.05.29刊 B5判 (頒布終了)
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2008(平成20)年度開催展覧会図録

文学の鬼を志望す 八木義德

019

目次 ご挨拶-北海道展開催に際して…5
光を希求する姿勢-八木義徳「戦後日記1946」(1)をめぐって
 紅野敏郎…6
「八木展」の題字について 根本昌夫…7
第一章 室蘭「海明け」と「遠い地平」…9
第二章 「漁夫画家」木田金次郎-憂愁と野性…21
第三章 「海豹」と「早稲田文学」-横光利一と吉江喬松…27
第四章 「劉廣福」と芥川賞…37
第五章 「母子鎮魂」と「私のソーニャ」-喪失と彷徨…43
第六章 文学仲間-もうひとつの戦後…49
第七章「風祭」-小説の達成…61
第八章「われは蝸牛に似て」-老いの文学…73
熱い文学の魂 高橋英夫…78
八木先生と私たち 津村節子…79
昭和という時代の象徴を描く 佐伯一麦…80
資料編…81
 略年表
 主な著作目録(単行本/文庫本)
 主な出品資料目録
 謝辞
監修 紅野敏郎 根本昌夫
編集 (財)北海道文学館 町田市民文学館ことばらんど
発行 北海道立文学館 2009.1.31刊 B5判 (頒布終了)

吉増剛造 詩の黄金の庭

p2007

目次 Ⅰ 北への挨拶…4
 note
 詩篇
Ⅱ 黄金の庭に寄す…71
 山口昌男
 東松照明
 A・ソクーロフ
Ⅲ 北海道立文学館吉増剛造展
   詩の黄金の庭…81
 talk-1吉増剛造の現在
  小林康夫/高橋世織/工藤正廣/吉増剛造
 talk-2言葉のざわめき、おとのねにおりてゆくとき
  柳瀬尚紀/工藤正廣/吉増剛造
 展覧会の記録 
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2008.8.8刊 B5判 (頒布終了)

馬たちがいた 加藤多一と北の風景

zuroku009

目次 ごあいさつ…3
原画でたどる加藤多一の文学
  『原野にとぶ橇』…4
  忠良さんの原画のこと 加藤多一…13
  『馬を洗って』…14
  池田良二さんのこと 酒井忠康…19
  『はるふぶき』…20
  『はるふぶき』のこと 加藤多一…27
  『ホシコ-星をもつ馬』…28
  遠い日のことを昨日のことのように 酒井忠康…33
  『北の川をめぐる九つの物語』…34
  『やぎさんへてがみ』…36
  『遠くへいく川』…37
加藤多一の原風景
 短歌から児童文学へ…38
 馬と天皇制、ヤギと資本主義経済 ノーマ・フィールド…42
 未生の闇の雪舞うところ-「遠くへいく川」考-柴村紀代…44
 幼児から九歳ごろの世界-はなびら ゆーきー-飛島詩子…46
 生きとし生けるものの対等と親和
  -加藤多一の物語世界-花崎皋平…48
 三歩手前の加藤多一像 多一と私の小さな関係 
  鷲田小彌太…50
 ラストのイメージに何を見るか 古田足日…52
 私にとっての馬 加藤多一…54
 「馬たちがいた-加藤多一と北の風景」への断章…56
 主要出品目録…59
 著作リスト…60
 加藤多一 略年譜…63 
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2008.4.26刊 B5判 (頒布終了)
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2007(平成19)年度開催展覧会図録

探求者の魂 山田昭夫の書斎から

018

目次 ご挨拶…3
グラフ 研究者として…4
山田昭夫氏の学問 神谷忠孝…6
切り抜き、激情、ホワイトアスパラ-山田昭夫先生のこと
 日高昭二…10
グラフ 教育者として…12
グラフ 北の文学と山田昭夫…13
「北方文芸」編集後記(抄) 澤田誠一…14
「悲劇的精神系譜」の探求を 山田昭夫…15
有島武郎論ノート-その思想彷徨の素描-(抄) 山田昭夫…17
山田先生の印象-思い出の中から-石田瑞枝…20
略年譜 北海道の文学動向と山田昭夫…21
探求者の気配を感じながら-山田資料整理の過程で-
 平原一良…22
展示資料一覧…24
山田昭夫執筆目録…ⅰ~ⅶ
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2008.2.16刊 B5判 (頒布終了)

遊んで学んだ、あの時代。 新発見!100年前の児童雑誌

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目次 「日本の児童雑誌-その一三〇年」 上笙一郎…4
1.明治時代~児童雑誌の誕生…6
2.大正時代~絵雑誌の花盛り…9
 「コドモノクニ」で見る子どものあそびと行事…12
 「絵雑誌の中の子ども像」 柴村紀代…14
3.昭和初期~児童雑誌の大衆化…16
 「キンダーブック」のなかの子どもたち…19
4.北海道生まれの児童雑誌…20
 「北海道の児童雑誌」 谷暎子…22
5.旧植民地(台湾・満州)の児童雑誌…25
6.文学館でも新発見!…26
7.上笙一郎 児童雑誌創刊号コレクション…28
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2007.11.17刊 B5判 (頒布終了)

目で識る川柳250年

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目次 主な内容 川柳二五〇年-その生い立ちと今後-
川柳の原点
俳風狂句の時代
明治柳風狂句
戦後の川柳界 ほか
監修/執筆 尾藤三柳/尾藤一泉
発行 川柳250年実行委員会発行
2007.9.22刊 B5判 (頒布終了)

太宰治の青春 津島修治であったころ

017

目次 ご挨拶…3
1.金木…4
 太宰治とダダイズム…「モナコ小景」にふれて-神谷忠孝…10
2.青森…12
 津島修治から太宰治へ-それぞれの故郷をめぐって-
  相馬明文…18
3.弘前…20
 小野正文と藤田邸と-弘前と太宰治-竹森茂裕…26
4.珠玉の作品群…28
 「二十一世紀旗手」-太宰の優しさ 鈴木浩…32
 福田和子から太宰治・津島修治の方へ-作家が生まれる時-
  中澤千磨夫…34
太宰治 小説全作品…36
太宰治 略年譜…38
展示資料一覧…39
歴史的背景の密度について-後記 平原一良…40
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館2007.6.30刊
A4判 40頁オールカラー (頒布終了)

父・船山馨のDNA 船山滋生の彫刻と挿画

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目次 ごあいさつ…5
Ⅰ 船山馨の文学…7
   船山馨略年譜…18
Ⅱ 船山滋生の彫刻…21
Ⅲ 船山滋生の挿画…35
   船山滋生略年譜…56
Ⅳ 船山真之の美術出版…59
   船山真之略年譜…64
出品目録…65  
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2007.6刊 B5判 (頒布終了)
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2006(平成18)年度開催展覧会図録

人生を奏でる二組のデュオ -有島武郎と木田金次郎 里見弴と中戸川吉二-展

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主な内容 ご挨拶
第一部 有島武郎と木田金次郎…3
 第一楽章 出会いの前奏曲…4
 第二楽章 ホイットマンが結ぶ心…8
 第三楽章 生まれ出づる青年画家…10
 第四楽章 焼けない芸術…14
 有島武郎・木田金次郎年譜…18
 後世の「ふたり」のために 岡部卓…20
 知られざる有島からの自立の物語-
  早川三代治宛書簡に見られる木田金次郎…22
〈参考〉早川三代治宛書簡に見る木田金次郎の画業と動向…25
第二部 里見弴と中戸川吉二…26
 第一楽章 北海道の東と西で…27
 第二楽章 訪れてきた青年…30
 第三楽章 相克と決別…34
 第四楽章 吉二残照…37
 里見弴・中戸川吉二年譜…40
 里見弴と中戸川吉二-「おせっかい」と「北村十吉」の世界 
 盛厚三…42
 釧路の作家・中戸川吉二…44
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2007.2.17刊 A4判 (頒布終了)

石川啄木~貧苦と挫折を超えて~

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※本項目の「啄」の表記は、正式には「 taku 」です。

目次 石川啄木 詩人・日本近代文学館理事長 中村稔…1
ご挨拶…2
第1部 啄木の生涯
 揺籃の地・渋民…3
 青春の盛岡…5
 束の間の上京…7
 帰郷から『あこがれ』刊行へ…10
 盛岡ふたたび…11
 渋民・代用教員として…14
 北海道漂白~函館・札幌・小樽・釧路~…15
 上京、朝日新聞社校正係となる…21
 「スバル」創刊…24
 大逆事件…27
 未発刊の雑誌「樹木と果実」…30
 貧困の中の死…32
第2部 詩歌の世界
 あこがれ…36
 黄草集 YELLOW LEAVES…39
 ローマ字日記…42
 呼子と口笛…45
 一握の砂…48
 悲しき玩具…50
啄木と北海道…52
 九一一以後の時代と啄木 佐々木譲…54
 石川啄木の思想の不備について 高橋秀明…56
 「ローマ字日記」の魅力 立花峰夫…58
 「もし、函館大火なかりせば……-啄木の函館での四ヶ月-」
  原子修…60
 家出するノラ/できぬ啄木 田中綾…61
 石川啄木略年譜…62
 主な展示資料…63
 啄木像の再発見ということ-あとがきにかえて 平原一良…64

編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2006.7.21刊 A4判 (頒布終了)
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2005(平成17)年度開催展覧会図録

北海道の文学

016

目次 常設展の更新にあたって
概説 北海道の小説・評論 神谷忠孝…4
概説 アイヌ民族の文学 知里むつみ…6
概説 北海道の詩 原子修…8
概説 北海道の短歌 木村敏男…12
概説 北海道の川柳 斎藤大雄…14
概説 北海道の児童文学 柴村紀代…16
北海道文学史略年表…18
フォトガイド 北海道の文学…21
データベース 北海道の文学碑…Ⅰ~ⅩⅡ

※本書は2005(平成17)年度に北海道立文学館開館10周年を迎えてリニューアルされた、常設展示室「北海道の文学」の図録です。

編集・発行 北海道立文学館・(財)北海道文学館
2005.11.2刊 A4判 (頒布終了)

原田康子の北海道~小説『挽歌』から五〇年~

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目次 ご挨拶
Ⅰ 「挽歌」-誕生からブームまで…5
Ⅱ 様々な「愛」のかたち…14
Ⅲ 北海道への尽きないまなざし…18
Ⅳ 「海霧」への回帰…25
原田康子 小論集
 原田さんと私 津村節子…31
 北海道が生んだ『挽歌』と『海霧』 加藤幸子…34
 浮かび上がるもの 小檜山博…37
 ペルソナの成熟-『挽歌』から『聖母の鏡』へ 岩淵啓介…39
 原田康子と『海霧』 神谷忠孝…44
 「海霧」新聞連載の頃 谷口孝男…48
原田康子 作品選
 処女作の頃…55
 夜の遠出…56
 出稼ぎ漁夫…60
 心ゆたかに…63
 父の石楠花…65
 冬の雪…69
 シモーヌ…88
 野猿…97
原田康子略年譜…115
 虚実皮膜の原田康子像-後記に代えて-平原一良…119
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2005.9.10刊 A5判 (頒布終了)

神沢利子の世界~北を想う・北を描く~

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目次 目次 挨拶にかえて 神沢利子…5
『ちぼっこカムのぼうけん』とその舞台~カムチャッカ半島~…6
神沢利子の原風景~北海道とサハリン~…11
神沢利子の作品から立ち昇る北の匂い 柴村紀代…16
作家への道のり…18
流れを見つめて 梨木香歩…28
絵本・童話 そして長編…30
しめくくりなんて早すぎますよ神沢さん 清水真砂子…39
(資料)
神沢利子略年譜…42
主な著作…46
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館 2005.7.9刊 A5判 (頒布終了)
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2004(平成16)年度開催展覧会図録

北の風土の批評精神 発生と展開~風巻景次郎から小笠原克へ~

zuroku012

目次 口絵…3
人文主義批評の開花 菱川善夫…15
風巻景次郎と小笠原克 澤田誠一…18
小笠原克さん寸描 宇治土公美津子…20
批評的/郵便的な先導者 日高昭二…23
出会いのとき 野坂幸弘…25
北海道における一九六〇年代の研究、評論 神谷忠孝…27
小笠原克の仕事 岡本茂子…29
(資料篇)
 四十度圏の幻想 風巻景次郎…32
 風巻景次郎 小笠原克宛書簡(一九五八年五月七日)…34
 小笠原克 中野重治宛書簡(一九七一年三月五日)…35
 中野重治 小笠原克宛葉書(一九七一年三月七日)…37
 小笠原克 中野重治宛書簡(一九七一年三月十一日)…37
 小笠原克 西田静子宛書簡(一九七一年三月十一日)…38
 小笠原克中野重治宛書簡(一九七一年六月八日)…39
 中野重治 小笠原克宛葉書(一九七一年六月十一日)…40
 小笠原克 中野重治宛書簡(一九七一年八月三十一日)…40
 中野重治 小笠原克宛書簡(一九七一年十月五日)…42
 物故研究者プロフィール…44
 関連略年表…46
 批評と研究の山並みを遠望する 平原一良…48
編集・発行 (財)北海道文学館
2005.2.26刊 B5判 (頒布終了)

更科源蔵生誕100年 北の原野の物語

zuroku001

目次 〈グラビア/解説〉…5
更科源蔵詩抄…21
更科源蔵略年譜…23
詩的感性の行方-管見・更科源蔵-平原一良…24
更科源蔵詩集『凍原の歌』の<戦争詩>をめぐって
青柳文吉…27 
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館
2004.7.24刊 B5判 (頒布終了)
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2003(平成15)年度開催展覧会図録

函館-青森 海峡浪漫

a005

目次

口絵
第一部《海峡浪漫》考
 海峡浪漫に寄せて 佐々木譲…3
 東海歌を巡って-大森浜と蟹- 桜井健治…8
 青森県の文学 齋藤三千政…14
 あの振動に身を委ね 村上善男…21
 海峡-葛西善蔵と北海道 神谷忠孝…25
 海峡の女神 工藤正廣…29
第二部《海峡浪漫》抄
 津軽海峡(抄) 島崎藤村…35
 雪をんな 葛西善蔵…42
 雨雀自伝(抄) 秋田雨雀…48
 土にかへれ(抄) 鳴海要吉…54
 北国物語(抄) 船山馨…56
 津軽/思ひ出(抄) 太宰治…58
 青函連絡船(抄) 坂本幸四郎…64

函館、そして青森へ 平原一良…68

編集・発行 (財)北海道文学館
2003.11.3刊 B6判 (頒布終了)

林芙美子…北方への旅

015

目次 林芙美子紀行短編選
 江差追分…1
 樺太への旅…3
 摩周湖紀行-北海道の旅より-…19
 幌内河畔…27
 空の紀行リレー…29
林芙美子小論
 林芙美子と戦争「戦争の崇高な美しさ」とは-神谷忠孝…39
 グラビア 林芙美子の北海道・樺太(サハリン)への旅
  構成 青柳文吉…44
 林芙美子の北方への旅立ち 青柳文吉…60
 林芙美子と作中人物 岡本茂子…64
 原点としての『蒼馬を見たり』 平原一良…67
 凡例
編集・発行 (財)北海道文学館
2003.7.10刊 A5判 (頒布終了)

花のいのちはみじかくて・・・・・ 林芙美子展 生誕100年記念

zuroku007

目次 主催者挨拶…1
第一部 林芙美子の生涯…3
 放浪にはじまる-幼年時代…4
 たどりついた町-尾道の思春期…6
 恋人を追って-東京漂流Ⅰ…8
 詩を書く日々…東京漂流Ⅱ…10
 作家デビュー-『放浪記』ベストセラーに…14
 欧州をめざす-新しい体験と交友…16
 【パリの芙美子と若き留学生たち】…18
 巴里の恋-白井晟一との出会いと別れ…20
 小説家の自信-自伝的作風からの脱皮…22
 戦争に向き合う-従軍作家、そして疎開…26
 終戦後の混乱を描く-流行作家の日々Ⅰ…32
 「浮雲」「めし」を書いて-流行作家の日々Ⅱ…35
 生き急ぐように-突然の死…38
第二部 芙美子をしのぶ…41
 遺愛の品々…42
 映画・TV・舞台…44
 <太鼓たたいて笛ふいて>前口上より 井上ひさし…44
 絵と書…48
 視点の低さ 川本三郎…51
 家庭人として…52
 林芙美子さんの大いなる愛 太田治子…54
 著書のいろいろ…56
 来簡抄…58
 記念館・文学碑案内…60
 年譜…62
 主な展示資料一覧…64
編集 風日舎 (株)アートプランニング レイ
発行 (株)アートプランニング レイ
2003.刊 A4判 (頒布終了)
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2002(平成14)年度開催展覧会図録

特別企画展「大自然に抱擁されて… ~知里幸恵『アイヌ神謡集』の世界へ~

zuroku005

目次 知里幸恵略年譜…4
グラビア 大自然に抱擁されて
…~知里幸恵『アイヌ神謡集』の世界へ~…5
知里幸恵のユーカラ 萩中美枝…19
『アイヌ神謡集』のおもしろさ 切替英雄…24
幼い頃の幸恵、女学生時代の幸恵 青柳文吉…29
抄録「知里幸恵ノート」
 Kamuikar(Kamui chikap kamui)-①
 Onne Pashkur ine?年寄り烏は何処へ行った?-⑯
 Urekreku 謎(抄)-⑳
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館
2002.8.1刊 A5判 (頒布終了)

中沢茂“―ひとりの賑やかさ„―

014

目次 はじめに
写真グラビヤ…1
『助命歎願』-文学的風土の創造-抄 小笠原克…13
「中沢茂論」-自己精算の文学-抄 鳥居省三…15
中沢さんの文章 小松茂…17
中澤 茂さん 澤田誠一…20
中沢 茂 の作品から
「助命歎願-落葉松顛末-」抄…24
「中沢原」抄…28
「紙飛行機」抄…31
「イロハの『ん』号」抄…35
中沢 茂 略年譜…43
編集・発行 (財)北海道文学館編
2002.6.29刊 A5判 価格¥700(税込み)

第5回 東アジア詩書展 ―日本・札幌市―

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目次 Ⅰ 日本
齋藤まもる[「古」の下に「心」]「まり投げ」…6
高橋喜久晴「えがく幻」…8
小海永二「広の心の裏表」…10
相沢史郎「遺恨的軍団」…12
山口惣司「杯に萩の花」…14
原子修「年輪」…16
菊田守「苦い日々」…18
麻生直子「アウトドア クッキング」…20
新川和江「わたしを束ねないで」…22
佐川亜紀「返信」…24
荒賀憲雄「西遊記」…26
白川淑「はんなり 花あかり」…28
保坂登志子「土の中」…30
天彦五男「風針抄」…32
李承淳「火打石序曲」…34
清岳こう「ぼんぼりともして」…36
浅田隆「雑食」…38
大貫喜也「サロベツ原野」…40
斉藤征義「星の位置」…42
谷崎真澄「見えない目」…44
橋本征子「春の午睡」…46
光城健悦「爪」…48
若宮明彦「白い調べ」…50
鷲谷峰雄「木の滑り台」…52
Ⅱ 台湾
陳千武「曲譜」…56
鄭順娘「窓の外に一輪の花が」…58
頼[サンズイに安]「ロボット」…60
趙天儀「きみの心」…62
岩上「茶道」…64
頼欣「医者の誓い」…66
陳填「ジュネーブ」…68
陳明台「電車」…70
呉念融「母の祈り」…72
蔡秀菊「琥珀」…74
陳明克「俄か雨」…76
江嵐「読点」…78
張信吉「命運」…80
Ⅲ 韓国
具常「今日」…84
金南祚「旗」…86
金宗吉「松島即興」…88
金光林「音楽」…90
文徳守「断想」…92
金圭和「天と地」…94
崔勝範「びわの木には」…96
鄭鎮圭「観音素心」…98
許英子「銀髪」…100
槙達子「雅歌」…102
権宅明「木」…104
編集・発行 東アジア・詩のつどい実行委員会
2002.6.8刊 B5判 (頒布終了)

「寺山修司の21世紀」寺山修司展関連図書

013

目次 目をつむりていても
 寺山修司のノマディスム 山口昌男…3
 網走に行くけど一緒に行く? 九條今日子…5
 天上の足音、巨人の、……故寺山修司氏に。吉増剛造…8
 「俺は15年しか生きられないんだ」 横尾忠則…10
 寺山修司の生まれかわりを探すプロジェクト 森崎偏陸…11
 盗作 荒木経惟…13
 又、『雪』が降って来た 三上寛…15
 世界の涯てまで連れてって J・A・シーザー…17
 アナグラム修司学 榎本(バソン)了壱…18
 1977年・夏 僕はサッポロにいた 稲葉憲仁…19
 自称「天井桟敷イベント部員」として 大澤由喜…20
 初めて寺山修司に会った日 霜田千代麿…22
 アレ、ちょうだい 高橋章子…23
 寺山修司の思い出 細江英公…25
吾を統ぶ
 修司考 ミス・ビードル号の赤い残影 村上善男…29
 カウンター・パンチ 高取 英…32
 寺山修司という名の虚構 長尾三郎…34
 美への執念-『新釈稲妻草紙』を読む- 神谷忠孝…36
 春の水を祖国とよびて-世界を変える言葉の力- 菱川善夫…39
 先駆的遊牧民 小笠原賢二…42
 十七音の銀河系-寺山修司は何故、俳句を辞めたのか
  西川徹郎…44
 わたしの内なる<寺山>イコノグラフィア 工藤正廣…46
 寺山修司の<感情教育> 栗坪良樹…47
五月の鷹
 「十三の砂山」 田之倉稔…53
 勝敗原理への根源的批判者 今福龍太…55
 血は立ったまま眠りを揺り動かす……
  わが60年代のテラヤマ体験 笠井嗣夫…58
 Nachdichtungの傑作-「身毒丸」の響きと怒り 中村三春…61
 リングという呪縛-寺山修司『ボクサー』と
  阪本順治『どついたるねん』 - 中澤千磨夫…62
 寺山修司という経験 江藤茂博…64
 先行者寺山修司 桑原丈和…66
 where?-wild sideへの帰還の問題 田中綾…69
 昏い祝祭 平原一良…70
五月の鷹-寺山修司の俳句・短歌抄50(田中綾選)…72
目次/あとがき
編集 『寺山修司の21世紀』刊行委員会
発行 (財)北海道文学館発行
2002.4刊  210mm×182mm (頒布終了)
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2001(平成13)年度開催展覧会図録

特別企画展 一〇〇年目の小熊秀雄 ~20世紀詩のアヴァンギャルド~

012

目次 小熊秀雄略年譜…6
<グラビア>一〇〇年目の小熊秀雄…7
ドキドキ驚かされつづけ-稀有な詩人小熊秀雄 木島始…32
芸術アヴァンギャルド・小熊秀雄-道化姿の“どん詰まりからの反撃”
 玉井五一…36
小熊秀雄の妻つね子と『詩を読む会』のこと 大堀普美子…39
小熊秀雄と学生新聞 八子政信…41
アイヌ口承文芸と小熊秀雄…43
小熊秀雄作品集
詩 
 散文詩 海が恋しくなった…48
 潮騒…48
 【諷刺詩】伊太利の左官屋…49
 文芸諷刺詩 志賀直哉へ…49
  佐藤春夫へ…50
 蹄鉄屋の歌…50
 馬上の詩…51
 ゴオルドラツシユ…52
 鶯の歌…53
 俳優人物詩 滝沢 修論…53
  宇野重吉論…54
 日中往復はがき詩集(作品第一~四番)…54
 長長秋夜…61
 女の強さを愛してゐる…64
 愛は潜水艇のやうに…64
 馬の糞茸…65
 乾杯…65
 私の楽器の調子は…66
 運命偶感…66
 無題(遺稿)…66
 親と子の夜(遺稿)…67
短歌
 札幌詠草(抄)…68
俳句
 真つすぐな街…68
 童話
 焼かれた魚…69
 或る夫婦牛の話…71
エッセイ
 カレル・チェペックの人造人間を見る…74
小説
 徴発…75
 「一〇〇年目の小熊秀雄」展-読解のための予備的考察
   平原一良…11 
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館
2001.8.25刊 B5判 (頒布終了)
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2000(平成12)年度開催展覧会図録

『北緯五十度』の詩人たち ~更科源蔵と豊かな交流圏~

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目次 《グラビア》『北緯五十度』の詩人たち
 ~更科源蔵と豊かな交流圏~…1
更科源蔵と真壁仁の友情世界と「北緯五十度」の思想
 斎藤たきち…7
更科源蔵と「北緯五十度」 鳥居省三…13
「北緯五十度」以後。断想-詩人・葛西暢吉について-
 堀越義三…19
更科源蔵と根室-「流氷」「花の内在」のころ- 岡本茂子…25
詩史のなかの『北緯五十度』-読解のための私註 
 平原一良…30
■『北緯五十度』詞華集■
 或る会合の後に-SとWとにおくる詩。 猪狩満直…36
 漁村にて(思ひ出 二題) 竹内てるよ…39
 雨の中の見知らぬ少女に 真壁仁…41
 叩き大工の謳歌 葛西暢吉…43
 日高山道の友に 渡辺茂…45
 ある時 草野心平…47
 出稼ぎの話 中島葉那子…48
 十一月の日記断片(二十三、二十六、二十七日) 
  更科源蔵…50
 仕事が終つて 加藤愛夫…52
 冬(十二月、一月、二月、三月) 更科源蔵…54
 母 更科葉那子…57
 坐棺 金井新作…58
 乾みみず 更科源蔵…59
 野良(同題ノ三) 真壁仁…61
 生活その折々に(短歌) 猪狩満直…63
 穴 更科源蔵…65
 クルミのおもちゃ 中西悟堂…66
 帰り道/晩夏/秋風 尾崎喜八…69
 声/彼は語る 高村光太郎…73
 葡萄園にて 伊藤整…78
編集 (財)北海道文学館
発行 北海道立文学館
2000.8.12刊 148mm×196mm(頒布終了)

挿絵と装幀の小宇宙 ~竹久夢二から川上澄生まで~

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目次 挿絵と装幀の小宇宙(カラー口絵)…1
  竹久夢二とブックデザイン(2)
  書物愛のかたち(7)
竹久夢二…9
梁川剛一…10
  エルム社の絵本(12)
三岸好太郎・松本竣介…13
川上澄生…14
佐藤忠良…16
本をつくる…18
  現代の特別装幀本(20)
  表紙ができるまで(21)
挿絵をめぐって 山梨俊夫…23
絵に掘り出されるコトバ~忠良先生と『原野にとぶ橇』のこと~
 加藤多一…26
「挿絵と装幀の小宇宙」から-解説・解題・後記にかえて- 
 平原一良…29
特別企画展協力者一覧…32
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
2000.4.29刊 B5判 価格¥900
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1999(平成11)年度開催展覧会図録

「夏目漱石と芥川龍之介」展図録

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目次 カラー版…5
夏目漱石…13
  三山居士と漱石 江藤淳…22
  現在にも生きている人物 小島信夫…23
  解説 中島国彦
芥川龍之介…27
  「芋粥」と「蔵の中」と「外套」 後藤明生…33
  芥川らしさ 佐佐木幸綱…38
  解説 石割透
出品目録…41
発行 北海道立文学館 1999.8.7刊 B5判 (頒布終了)
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1998(平成10)年度開催展覧会図録

北斗の印-吉田一穂

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目次 序にかえて……吉田一穂生誕100年記念事業実行委員会
 古平町長 畑澤民之助
 会長 吉野浩次
刊行に寄せて……財団法人北海道文学館
 館長 小杉捷七
今井冨士夫 吉田一穂の涅槃像…1
吉田八岑 一穂回想…4
添田邦裕 絶対詩人・吉田一穂…6
和田徹三 吉田一穂の思い出…11
酒井忠康 吉田一穂の書と絵のこと…13
工藤幸雄 一穂らしさ…16
河邨文一郎 吉田一穂・断片…18
吉田美和子 林檎園の憂愁
 -一穂と中也・あるいはふるさとの捨てかた…21
堀越義三 詩「無の火」とその解説公開の思い出…25
寄稿詩篇
城戸朱里 結氷期…30
瀬尾育生 メタレン…32
野村喜和夫 恋する南…33
工藤正広 海の、聖者。(一穂、ふ纏火等紀行)…34
支倉隆子 「北」のフォルテ…37
田村圭司 消すことで現れたもの
 -『稗子伝』前後-…39
永井浩 吉田一穂と北海道…42
原子修 孤絶の火-吉田一穂と現代詩-…46
嵩文彦 芭蕉と蕪村-吉田一穂をめぐって-…48
笹井嗣夫 吉田一穂の「大谷短大講義録」について…50
大橋眞由美 吉田一穂-子どもへのまなざし…53
柴村紀代 詩人の童話の可能性…55
谷暎子 「アメリカ」の吉田一穂-プランゲ文庫の資料から-…57
武子和幸 吉田一穂の聖母のイメジについて…60
野坂政司 詩的テクストの宇宙-吉田一穂…62
高橋秀明 吉田一穂、その望郷の強度…65
吉田一穂詩抄…68
吉田一穂略年譜…78
編集後記にかえて…79
編集・発行 吉田一穂生誕100年記念事業実行委員会
(財)北海道文学館
1999.2.6刊 B5判 (頒布終了)

有島武郎生誕百二十年記念・第七回特別企画展 有島武郎とヨーロッパ

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目次 ごあいさつ…4
口絵・図版解説…5
「叛逆者・有島武郎」への出発 栗田廣美…27
有島武郎生誕百二十年展と星座の会 高山亮二…30
有島武郎の女性観を作品にみる 藪禎子…34
「シャフハウゼン資料」解説と若干の補足説明 平原一良…36
書簡・葉書翻訳文…41
展示資料リスト…47
編集・発行 (財)北海道文学館
1998.8.7刊 210mm×257mm (頒布終了)

特別企画展 北海道の短歌

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目次 口絵
主な来道歌人…3
北海道歌壇の形成(大正・昭和〈戦前・戦中〉)…5
北海道歌人会結成とその後の展開(昭和〈戦後〉)…7
北海道歌壇の流れ(現代)…9
北海道の短歌―特別企画展によせて― 山名康郎…11
「原始林」と札幌 中山周三…14
作歌活動五十年覚書 足立敏彦…16
凍土の花 大塚陽子…18
双肩―「北海道アララギ」の源流― 杉本晃一…20
展示資料について二、三 田村哲三…22
無垢な情熱の饗宴 菱川善夫…24
―北海道青年歌人シンポジウムについて―
主な短歌各賞受賞者一覧…26
北海道短歌雑誌一覧…27
北海道歌壇年表…28
主な出品資料…31
協力いただいた個人・機関…33
特別企画展「北海道の短歌」図録
(1998(平成10)年4月25日(土)~5月31日(日))
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1998.4.20刊 B5判 価格¥800
編集・発行 (財)北海道文学館
1998.8.7刊 210mm×257mm 価格¥800
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1997(平成9)年度開催展覧会図録

特別企画展 青春と文学
~有島青少年文芸賞・絵画展と学校文芸誌の足跡をたどる~

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目次 口絵
有島武郎青少年公募絵画展(有島武郎賞受賞作品…2
有島青少年文芸賞から巣立った作家たち…5
道内学校文芸誌の足跡…6
学校文芸誌にみる文学者の足跡…8
青春の出会い‐澤井さんとY子 見延典子…10
有島文芸賞の頃から 澤井繁男…12
青春と文学‐平凡の中の美‐ 小松茂…14
有島武郎青少年絵画展のこと 吉田豪介…16
高校生と文学 武井静夫…18
遥かに遠い「過去」 千街晶之…20
回想 杉山良美…22
「青春」と「青春」の間 樟本絵里…24
  ごあいさつ…9
  有島青少年文芸賞の三十四年間①…11
  有島武郎と青少年…13
  有島青少年文芸賞の三十四年間②…15
  有島武郎と絵画①…17
  道内高校文芸誌の現状…19
  有島武郎と絵画②…23
  アンケート調査結果から…25
道内の高校文芸誌…26
入選者一覧…27
出品資料一覧…33
協力いただいた機関、個人
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1997.9.27刊 B5変形判 (頒布終了)

特別企画展 森田たまと素木しず ~しなやかに煌めく感性のかたち~

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目次 森田たまと素木しず(カラー口絵)…3
大正文学における森田たま・素木しずの位置 神谷忠孝…5
森田たま『もめん随筆』について 藪禎子…16
素木しずの小説 岩田光子…1
再録 片瀬まで 村岡たま子(森田たま)…20
再録 美しき牢獄 素木しず…25
森田たま著書一覧…82
素木しず創作一覧…84
森田たま・素木しず略年譜…86
特別企画展 協力者一覧…88
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1997.4.29刊 B5判 (頒布終了)
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1996(平成8)年度開催展覧会図録

北海道立文学館特別企画展図録
久保栄と北海道 ‐激動の時代を生きた劇作家の軌跡‐

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目次 ごあいさつ
久保栄の読者‐野間宏・井上光晴・大江健三郎‐
 小笠原克…9
出会ってからのこと 武谷三男…13
火山灰地の宇宙 山下肇…15
「火山灰地」はJ・P・サルトルに負けない 澤田誠一…17
久保さんのこと 田村義也…19
久保先生の思い出 吉行和子…23
「火山灰地」をめぐって 米坂ヒデノリ…24
「林檎園日記」文学碑の触発 井上理恵…25
高校演劇「火山灰地」公演のころ 本山節彌…26
火山灰地の頃から 木村靖英…28
「あの人は“玲子です”」 扇靖宏…29
久保栄略年譜…30
展示資料提供等協力者一覧…32
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1996.9.30刊 B5判 (頒布終了)

北海道立文学館特別企画展図録 北海道の俳句‐戦後50年の歩み‐

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目次 戦後の新しい風…3
結社誌の創・復刊にみる戦後俳句のエネルギッシュな出発…3
北海道俳句の新たな展開…4
はたらく者の俳句…4
同人誌の多彩な台頭…4
句集・俳書の出版熱高まる…5
現代の作家群…6
地域に根ざした俳句活動と主宰誌の誕生…6
カルチャーブームと女性俳人の活躍…6
俳句団体の三つの流れ…8
俳誌の展望-主宰交代による継承…8
風土と季語…14
北方の季語十六選…15
四十八句にみる風土と季語…16
主な来道俳人…18
北海道俳句協会の歩み…21
協会の発足…21
草創期を支えた人々…21
運営に当たった人々…21
全道俳句大会の開催…22
『北海道俳句年鑑』の発行…22
『北海道歳時記』の刊行…23
俳句展の開催…23
顕賞…23
戦後北海道の俳句各賞一覧…27
北海道文化賞 北海道文化奨励賞 鮫島賞 北海道俳句協会賞 
北海道新聞文学賞 北海道新聞俳句賞 北海道現代俳句賞 
細谷源二賞 北海道芸術新賞 現代俳句協会賞 
現代俳句協会新人賞 蛇笏賞 角川俳句賞 新俳句人連盟賞 
新俳句人連盟評論賞
北海道戦後俳句史略年表…27
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1996.5.22刊 B5判 価格¥800
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1995(平成7)年度開催展覧会図録

北海道立文学館特別展図録
北の夜明け 海峡を越えた探検家・紀行家たち

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目次 口絵
開館記念特別展「北の夜明け」に寄せて
 北海道教育委員会教育長 南原一晴 …12
文学館の成長を祈って
 北海道新聞社代表取締役社長 坂野上明…12
「北の夜明け」展開催にあたって
 財団法人北海道文学館理事長 澤田誠一…13
特別展「北の夜明け-海峡を越えた探検家・紀行家たち-」
 会場構成図…14
文学作品にみる幕末の探検家・紀行家たち
高田屋嘉兵衛…16
間宮林蔵…18
北へ注がれる強い視線 吉村昭…21
顔と貌 北方謙三…22
伊能忠敬…23
最上徳内…24
近藤重蔵…25
菅江真澄…26
松浦武四郎…27
榎本武明…30
探検家・紀行家たちとその時代
ロシアとの懸け橋 高田屋嘉兵衛…34
探検家たちの足跡 最上徳内、近藤重蔵、伊能忠敬、間宮林蔵…22
蝦夷地理解のさきがけ 松浦武四郎…38
菅江真澄、古川古松軒、遠山景晋…40
幕末から明治へ 榎本武明、島義勇…41
北方探検史略年表…42
文人墨客としての軌跡
記録の人・松浦武四郎…44
探検家異聞…46
旅人たちのまなざし…48
菅江真澄と北海道 安水稔和…49
特別展借用展示資料一覧…50
特別展協力者一覧…51
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1995.9.22刊 B5判 価格¥300

北海道立文学館常設展図録 北海道文学の流れ

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目次 常設展の構成について…8
札幌農学校と有島武郎…10
北海道文学の流れ【明治・大正期】…14
空知川の岸辺・国木田独歩…16
開拓期を彩る作家群…18
漂泊の人・石川啄木…20
有島武郎をめぐる人々…22
道産子作家誕生…24
同人雑誌群…26
来道作家の足跡[大正期]…28
北海道文学の流れ【昭和前期】…30
プロレタリア文学の潮流…32
若い詩人の肖像・伊藤整…36
来道作家の足跡[昭和前期]…38
農民文化の世界…40
戦時下の文学…42
北海道文学の流れ【昭和後期】…44
戦後文学の展開…46
さまざまな座標Ⅰ…48
旋風をまきおこした作家たち…50
さまざまな座標Ⅱ…52
来道作家の足跡[昭和後期]…53
活躍する作家たち…54
アイヌの口承文芸…56
北海道の詩…58
北海道の短歌…66
北海道の俳句…74
北海道の川柳…82
北海道の児童文学…88
千島・樺太の文学…94
北海道文学史略年表…96
開館までの経緯…102
常設展協力者…103
編集・発行 北海道立文学館/(財)北海道文学館
1995.9.22刊 B5判 (頒布終了)
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